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こんにちは。飲食店繁盛会のタルイです。 今回のワンミニも実際に相談があった内容です。
オーナーさんであるSさんからの相談内容は
「店が軌道に乗ってきたので、現場から離れようと思っている。 正直オーナーとしての仕事が出来ていないから、スタッフに 任せようと思っているがいい方法はないか?」
でした。実は、この内容の相談は過去にもありました。
「どうしても任せ切れない」 「店長がまだ若くて経験が少ないから無理」 「売上がないから抜けるのは無理」
などなど。理由もあるかと思います。
開業当初は、人件費の節約もかねて自分で現場にでる。
しかしさらなる発展を望むと、自分の時間を、ワーカーの 時間に費やしていては発展の望みが薄くなる。
オーナーにはオーナーがしなければいけない仕事があるからですね。
しかし、実際にまかせてみると、どうしても気になって 任せきれず、「オレがやったほうが早い!」と、つい手をだしてしまう。
ひょっとして、あなたも同じようなことで悩んでいませんか?
この悩みでは、「任せられない」基準が何であるか、 これが問題です。
彼らのいう「任せられないの基準」はどこにあるのか?
任せられない人の基準値が「自分」であることが この問題のすべての原因です。
どうしても自分で仕事を100した時、 60〜70のレベルの人間を見てしまうと我慢できない。
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足りない30〜40の部分が気になって、ダメな部分を指摘してしまう。
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指摘されたほうは、指摘されるたびに、どんどん萎縮していく。
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どんどんモチベーションが下がって、レベルも下がっていく。
↓
そのレベルが下がった状態を見ると我慢できなくなる。
これがダメになる負のスパイラルです。
この負のスパイラルから脱出するための 大変だけど大いなる最初の一歩を踏み出す方法は・・・
「自分が現場を離れるのは、 自分がいた時よりも店がもっと良くなるため」
と決意表明することです。
このように考え方が変われば、任された店長や スタッフの良さを引き出そうと発想がシフトします。
「自分のコピーロボットを作ることが任せる基準」
と考えては上手くいかない。
「世の中で、人は誰かの代わりなんて絶対になることはできない」
という普遍の法則に従いましょう。
ドラマのベタなオチでも、主人公の死んだ恋人にそっくりな 人に恋をしても絶対うまくいかないようになっています。
逆の立場で考えれば、そんな無茶な要求はないものです。
自分がいたときよりももっと良くなるために スタッフの良さを引き出すことにサポートする。
そのことに【信念】を燃やしてください。 それが正しいと強く信じる心を持ってください。
「自分は、自分がいたときよりも 店がもっとよくなるために現場を離れる」
と決意してほしい。
決意表明が終わりましたら、次に大切なこと。
「コミュニケーションの頻度を増やしましょう。」
現場は離れるけど、コミュニケーションは増やしましょう。 こちらからどんどんスタッフに質問していきましょう。
「わかんないことがあったら、何でも質問しろよ」
というスタンスだと、「こんなこともわかんないか」と 言われたくないからスタッフは質問しません。
良いと思ったところは褒めましょう。
もちろん、明らかな【過失】については 注意を促すことが必要です。
【過失】とは、本来できて当たり前のことができていなかった場合を 指しています。
注意の促し方ですが、
「やさしく言ってもやらないから、厳しく言う」とか、 「優しさ」と「厳しさ」の基準ではなく、
「ミス」と「過失」の基準がいい加減になってることが 原因になっていることも考えられますし、
「指示」と「命令」がごっちゃになって 混乱を招いている場合もあります。
「最近の若いヤツは・・・」でまとめられてしまう こういった問題は、
最近の若いヤツ自体の問題ではなく、昔ほどオーナーと スタッフの間にコミュニケーションの時間量と質が十分に とれていないことが原因と考えています。
なぜなら、ボクも十年以上前は「最近の若いヤツは・・・」と 言われていましたし、それを口にする上司の方とは コミュニケーションの時間量と質が不足していましたから。
頭ごなしにボッコボコにダメ出しして
「くそ〜 見てろ、このやろう。絶対見返してやる!」
と、やる気に火をつける手法も昭和のやり方で、 今や通用しないといわれます。
確かに、平成生まれの子は、 そういう意味では打たれ弱くなったのかも知れません。
でも一昔前だって、
コミュニケーションが十分に取れている間柄では、 「愛のムチ」と結果的になることでも、
コミュニケーションが十分でない間柄では 「殺意の味がするアメ玉」にしかならなかったのではないでしょうか。
結論は、
いつの時代も、コミュニケーションの量と質ですね。
「リーダーシップとは、人を引っ張っていく能力ではなく 黙っていてもついてきてくれる能力である。 ついていくかどうかは部下が決めることである」
これはNLFの名クオーターバック、スティーブ・ヤングの言葉です。
ボクはいつもこの言葉の前で立ち止まって考えさせられています。 スポーツと職場の違いはあれど本質をついていますね。
(執筆:タルイタケシ)
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