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こんばんは。飲食店繁盛会のタルイです。 前回のオープンブックマネージメントの続きを「次回書きます」と書いておきながら話をちょっとヨコにずらしちゃいます。これはマネージメントのお話です。
計画立ては必要?
先週、訪問先のある経営者の方から「計画を立てることの無意味さ」について聞かされました。
年間人員計画を立て、繁忙期に備えて求人するが集まらない。 年間販促計画を立てて、備えた矢先にO−157。
開業計画書なんてケツ拭く紙にもなりゃしない。踏んだり蹴ったりの毎日さ・・・ あなたも、店の長期計画が立たなくて悩んでますか?確かに、具体的な目標や行動計画を紙に書くことの重要性を掲げる成功者の方は多いです。ワタミの渡邉美樹社長は夢に日付を入れる重要性を説いていらっしゃいます。確かに、そのような素晴らしい先人の方の教えには感服するばかりですが・・・しかし、あまりにも捉われすぎて硬直化するのも考えものではないでしょうか 「オレは長期的に計画が立てられないからダメなんだ」ということでもないと考えてます。
どうもボクがあまりにも雄弁に書いているのでしょうか?最近マネージメント系の話を書きすぎたからでしょうか?
店舗診断の行く先々で「タルイさんってモノゴトに対して緻密な計画を立てて実践なさっていらっしゃいますね」と言われます。それは誤解です。ボクは夏休みの宿題を夏休み中にやったことがない人間です。『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』という書籍の中に書かれてある、イチロー選手のコトバ「なんでぼくが宿題をやることが大事だと思っているかというと、大人になると、かならず上司という人が現われて、何かをやれといわれる時がくると思うのです。」 本に向かって、イチロー選手に「ごめんなさい」とつぶやきましたから。たぶん、この仕事をしていなかったら、自分探しの旅に出たっきり戻ってこない放浪者になっていたでしょう。ボクは計画性よりもどちらかというと、偶然性を大切にしてます。偶然というと「たまたま」と解釈されがちですが、ボクのなかで「偶然」とは・・・
「自分の力で一生懸命やってみて、とにかくニッチもサッチもどうにも行かなくなるまで努力しみ
て、その後に開けてくる自分の力の範疇を超えたときに出会える未来への光のようなもの。」
ちょっとオーバーですが、そうイメージしてます。 これは【プランド・ハップンスタンス理論】という直訳すると「計画された偶然」という理論。
一言でまとめると「偶然に起こる出来事を歓迎し、それらを柔軟に対処していくことで結果的に生涯を形成していくことを理論化したもの」です。
登山家的思考とサーファー的思考
詳しいことは専門書にお譲りさせていただきましてボクの中では目標計画を立てるときに大別すると2通りの思考法があるということを書かせていただきます。その2通りを登山家(クライマー)的思考とサーファー的思考とさせていただきます。
登山家(クライマー)的思考とは 山登りをするときのようにまずは登る山の周辺の地図をひろげ頂上に登るまでの最良のルートを決めて一歩一歩登っていくやり方です。地に足がついた堅実な思考法ですが社会の変化が速い現代では、将来の予測を立てづらいです。誰も5年後10年後に失敗を予測する計画を立てませんよね。でも、誤解ないように。計画を立てても、成果に結びつかないとは書いてませんよ。計画したことに捉われすぎてしまう偶然的要素がはじかれやすくなることが問題だと指摘しているだけです。
では、サーファー的思考とは 波(偶然)と、その波を起こす風を感じ取りその波を乗りこなして、自分の意志で求める方向に進んで行くと言うことです。しかしこれは流れに身を任せて、たまたま(受動態)で思考しなさいということではないです。受動態では古(いにしえ)のコトバでいうところの「丘サーファー」的な思考です。「丘サーファーってナニ?」って聞かないでください。 歳の差を感じて落ち込みますから。 そうではなく、自らの意志で「波(偶然)の精度を高めていく」というスタンスです。
では波(偶然)に乗るには? ・「面白い!」と思える【好奇心】 ・粘り強く続ける【持続性】 ・保障はないけどチャレンジしてみる【リスクテイク】 ・どうにかなるさの【楽観性】 ・臨機応変にうごく【柔軟性】 以上5つの能力が必要だそうです。
書いてみると、うなづけるものばかり。こうやって書いてみるだけでも勇気が沸いてきませんか?きっと丘サーファーだって、周りの視線に耐え切れずつい海に飛び込んで逃げ出したくなることもあると思います。
「まずは海に飛び込んでみよう」という気持ちが大事なんでしょうね。
まとめます。何が言いたいのかというと、「山もいいけど海もいいよね」ということで
ガチガチに捉われず、偶然にまかせているようで、明確に意志を持ち続け、意志に従うようで、偶然の声にも耳を傾ける。 お互いの良さを生かしていきましょう、と言うことです。偶然にも夏休みにピッタリな話になりましたね。
(執筆:タルイタケシ)
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