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こんにちは。飲食店繁盛会のタルイです。
こんなこと感じてませんか?
「この地域の住民は、新しモノ好きで最初は飛びつくけど、すぐに飽きるんだよな」とか、
「この地域では(東京では流行っているモノを)持ってくるのがまだ早すぎたんだよ」とか。
あなたの地域はどうですか?同じように感じますか?
実はですね、このセリフをボクは、日本全国で、店舗診断のたびにほとんど毎回聞いてます。しかも、もれなくタメ息まじりで。
そういった方は、とても勉強熱心な方です。飲食店の仕事にたいする取り組みも熱心で知識も豊富です。よく東京に視察に来る方だったり、何年間か東京で住んでいた方が多いですね。
改めて考えてみると、コレって変じゃないですか?日本全国、東京以外は新しいモノが根付かない地域ということになってしまいます。実際は、そうでもないでしょ?
今回のテーマは、地域性や、その店の環境下を考えることですので、誤解を含む危険もあり、あまり突っ込んだことは書けません。もしも、より詳しく考えたいのであれば、エベレット・M・ロジャース教授が提唱した「イノベーター理論」やジェフリー・ムーアの「キャズム理論」関連の書籍や記事を読んでみてください。
お客の求めているもの
ボクはそんな学術的な硬い文章ではなく、自分の実体験の過去ばなを書きますね。 あの頃・・・ボクがこの問題に直面したのは、今から7年前ぐらいに地方の居酒屋で店長やっていたときの事です。
当時、ボクはソムリエ資格を取りたててで、意気揚々と自分の働く店で「ワインをウリのメニューにして差別化しよう」と意気込んでました。そのために、ワインの知識はもちろんのこと飲むスタイルにもこだわりました。お客さんのテーブルの前で抜栓してホストテイスティングまでさせて、いわゆるレストランの儀式を導入してワンランク上の居酒屋のポジションを狙った「つもり」でした。
・・・が、数ヵ月後
やっぱり、「つもり」で終わりが見えかかってしまいました。ぜんぜんウケないのね。わずかに少数の希少なお客さんにウケたけど・・・
もちろん、他店はそんなことやっていない。オンリーワンといえばオンリーワンですが・・・
「やっぱり田舎では流行らないのか?」 「地域性かな・・・ワイン文化は根付かないかも・・・」
ボクもそうなんですけど、人間のアタマって否定から考えると、ろくなことが思いつきません。
「いーや、周りが遅れているんだ。」 「味オンチだ」 「ワインの素晴らしさをわかってない」
いまさらながら自分が恥ずかしいです。やっぱりうまくいかなくなると、自分の周りを否定にはいります。「二項対立」という状態です。これについては今度またくわしく書きますね。
さてさて、この話のオチを書きます。
当時、タルイはお客さんの求めるものを把握していなかったのです。自分のやりたいことだけしか考えていなかったのです。自分の得意なことにあまりにもこだわりと絞込みをかけすぎていたんですね。【こだわり】にはこだわり方、【絞込み】には絞り込み方、というものがあることに当時は気づくことができませんでした。
この後もいろいろと紆余曲折ありましたが、結局のところ、アタマの中のキーワードを【オシャレ】から【お得】に切り替えたら上手くいくようになりました。その後の話は以前も書きましたら省略しますね。ウチの店に来るお客さんの大半はワインを【おしゃれ】に飲みたいのではなく、【お得】に飲みたいということに気づたということです。
ボクのエピソードはここまで。
ひょっとしてみなさんも、ボクと同じ体験をされたかもしれませんね。商売って、常に、その地域のこと、その地域の人のことよく観察しなければ見えてこないものなんですね。
(執筆:タルイタケシ)
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